浮世絵

木曽海道六拾九次之内(70枚大揃/歌川広重「木曽路之山川」など)


 風景画の巨匠といわれる歌川広重(1797-1858)と美人画を得意とする渓斎英泉(1791-1848)ふたりの絵師の合作「木曽海道六拾九次之内」は、先に刊行された東海道をしのぐ傑作であるとも言われています。そこには深山幽谷の地、木曽の情緒が存分に生かされています。また、広重晩年の傑作と言われる「木曽路之山川」も所蔵。木曽の自然をテーマに、雪月花3部作の、雪景色が表現されています。